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書籍カード
この本の概要
欧米文化の源泉である「ギリシア神話」「旧約聖書」「新約聖書」の世界をお話風に解説した講義録。語学教師として、またフランス文学の翻訳・研究者として の著者が「これを知らなければ欧米人は理解できない」とする事柄を、エピソード中心に分りやすく語ったもの。しかし一見ばらばらに存在したかに見えるこれ らの世界が歴史のなかで遭遇し衝突し合流していく劇的な有様もそこに映し出される。一般向きの教養書としても面白い。
[第一部] 高橋たか子の『誘惑者』、島尾敏雄の『死の棘』、『贋学生』、栗本薫と見延典子、内 田百閒の『菊の雨』、遠藤周作とモーリヤック、「痛みの文学」としての子規、久生十蘭の『母子像』など、偏愛する作家・作品と対峙して気儘にその魅力を語るエッセイ風評論集。
[第二部] 『草迷宮』を中心とした泉鏡花論「草迷宮論考」十二章に「覚え書・鏡花の性」、エッセイ「松任紀行――摩耶夫人像をたずねて――を加える。
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